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カラーリング
漫画を描くとき、バトルモノや勢いを出すときに集中線やフラッシュなどを使うと思います。
ですが、漫画を着色する際モノクロ漫画と同じように配置した集中線などをそのまま色をつけただけでは、ページの中で一番目立たせたいコマのはずがなんだか迫力が足りない…となったりすると思います。
今回はそんな集中線周りのエフェクトで、見せたいコマを派手に見せる着色についてお話ししたいと思います。
キャラクターにしっかり影がついている場合、いくら集中線やフラッシュを活用しても、単色での着色では勢いを出すのに限界があります。そういう時はグラデーションを活用して情報量を増やして派手さを演出します。また、グラデーション自体の色の選び方も、色相が同じグラデーションより、薄い色と濃い色の色相が反対色になるほどメインの色の系統が同じでも派手に見えます。
色相が同じグラデーション
色相が離れたグラデーション
大きな文字の内側に色を入れる場合も、べた塗より模様等を入れた方が単調さがなくなります。
ただ、やりようによっては画面の雰囲気を壊したりするので入れるか入れないか、どんな文字の雰囲気にするかは全体のバランスを見ながら決めましょう。
グラデーション
ドット
縦線
特にキャラが濃い色だったりすると、せっかく迫力を出すために入れたはずの集中線が黒のままだとキャラクターの色と被って見えづらかったり、逆に画面が黒く見える原因になってしまったりします。
キャラクターと被りにくく、かつあまりごちゃごちゃした印象にならない色を選びましょう。
今回はキャラクターに使われている色が多く、全体的に色が濃いので白にしました。
とにかく派手に見せたい場合はべた塗を減らしたり色数を増やしたりして情報量を増やすのがいいです!
ただし、やりすぎると逆に見づらくなったりしてしまいますので、やりすぎには注意しましょう。
カラーリング
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